【千中ニュース】第79回卒業証書授与式(3/10)
<学校長式辞より(抜粋)>
十一名の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。いよいよお別れの時が来ました。
この一年、あなたがたはこの千種中学校の歴史に確かな足跡を残しました。
風薫る五月、あなたがたが心待ちにしていた東京方面への二泊三日の修学旅行。大都会で見る物すべてが新鮮で一喜一憂するあなたがたの姿を微笑ましく見ていました。
二日目の班別自主研修の終わりに浅草で夕食を取っていると、「校長先生、あそこに座っている方からお土産をもらいました。」とのこと、話を聞くとお店であるお客様方に話しかけられて、兵庫県から修学旅行で来たことなどを楽しく話をしていたら、その方たちからお土産をいただいたとのことでした。私はその方たちのところに行き、お礼を言ったところ、「私たちも生徒さんからお土産をいただきました、気持ちのやさしい生徒さんですね。」と逆にお礼を言われました。お土産をいただいたお礼にみんなで相談してお返しにお菓子を買って渡していたようでした。この小さなやりとりはあなたがたの温かい優しさを垣間見た瞬間で、こちらも心があたたかくなるとともに、あなたがたを誇らしく思いました。
「笑歩笑歩(えっほえっほ)~絆を深めて勝利をつかまなきゃ~」のスローガンのもと、取り組んだ第9回千種中高合同体育祭。今年度より学級対抗から縦割りチームに変更しました。今までとは違うチーム編成にも対応できるようにと、気を配りながら練習を進めてくれました。毎日、猛暑が続く中、ダンスや集団行動の練習を汗まみれになりながらも笑顔を絶やさず取り組んでいました。スローガンに思いを込めた通り「学年の壁をこえて協力し、最後まで笑顔でやりきる。」ことができました。
「自分の個性を表現して、互いの人柄を大切にしてほしい。」という思いを込めた「柄宝柄宝~自分のカタチを伝えよう~」のスローガンを合言葉に、千種小学校、そして千種中学校の体育館にさわやかな美しい歌声が響き、楽しいダンスで見ている人の心が躍りました。楽しみにしていたダンスも期待通り、個性豊かで楽しい仕上がりになり、見ている人たちを温かい気持ちにしてくれました。また学級合唱の「COSMOS」を聞いたときには思わず涙がこぼれそうになりました。少ない人数でありながら、体育館いっぱいに響き渡った歌声で、あなたがたの個性というカタチをしっかりと伝えてくれました。
そして、三年間、本気で取り組んだ部活動。最後の夏の総体での最後まで諦めない姿勢は今でも心に焼き付いています。三年間の部活動で成長できたことや関わってくださった家族や後輩にしっかりと感謝の気持ちが表現できていました。
学校生活を送っていく中で、日に日にあなたがたの頑張りが伝わり、応援したくなる気持ちが大きくなっていきました。それは今、後ろにいる後輩たちも同じ気持ちだと思います。
行事や部活動でのかかわりに影響を受け、感謝の気持ちがふくらみ、あなたがたが遺した確かな足跡をきっと受け継いでくれるものと信じます。
私はあなたがたには幸せを毎日感じられる人生を送ってほしいと思っています。
そして自分に自信を持ってほしいです。千種中学校で学んできたふるさと学習「千種学」。特に「たたら製鉄実習」は、全国でもまれな取組です。先輩が後輩に伝える形を取って二年目。しっかりと伝統を引き継いでくれました。そんな経験をしてきたことに「誇り」を持ってください。
あなたがたが地域や保護者、先生方から愛情をたっぷり受けて育ったこの千種を愛し、またいつか、どんな形でもいいのでふるさと千種に恩返ししてもらえればうれしいです。
後になりましたが、保護者のみなさま、本日は誠におめでとうございます。この三年間、本校教育に多大なご理解とご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
私どものいたらなさをお詫びしつつも、十一名のお子さまが立派に成長され、こうして卒業式が挙行できましたこと、校長としてとてもうれしく思っております。
また、ご来賓のみなさまには公私ともご多用の中、ご臨席を賜り、この式典に花を添えてくださいましたこと、ありがとうございます。そして平素より本校教育の発展充実に格別のご支援をいただいておりますこと、重ねて感謝申し上げます。
最後に、千種中学校職員一同、あなたがたが毎日幸せを感じながら、ますます活躍されることを心より祈っています。