校長室通信 第16号 令和6年度修了式および3学期終業式 式辞より
校長通信 「灰色の視座」第16号【令和6年度修了式および3学期終業式式辞より】令和7年3月25日(火)
卒業式で、卒業生の1年間の成長をお話ししましたが、それと同じくらいに7,8年生の皆さんはこの1年間で「ぐんっ」と成長しました。8年生は9年生からのバトンを引き継ぎ生徒会執行部だけでなく学年全員で千種中学校を引っ張っていくという意気込みが見受けられます。7年生はこの1年ですっかり中学生となり、4月から後輩を迎え入れる準備ができています。この1年、皆さんの成長を見ていることが楽しみでもあり、我々先生たちの仕事への原動力にもなっていました。
この1年間私が校長としてこのような式や行事でお話したことが、どれくらい皆さんの記憶に残っているかなと考えていました。
入学式では「いじめをしない」「苦手なことに挑戦してほしい」という話をしました。また校外学習の時には「自分以外の人のことを考えよう」「感謝の気持ちを表現しよう」ということを伝えました。
「いじめ」については私の経験も伝えながら、50歳を過ぎても忘れられない心の傷であり、その時に親や先生に相談しなかったことを今でも後悔しています。ですから絶対にいじめをしないということ、また嫌なことをされたときには、保護者や先生に相談することを皆さんには約束してほしいです。
「苦手なことに挑戦」は中学生という時期にはまだ自分がどんな可能性があるのかわからない時期なので、とにかく苦手なことにも挑戦して体験したうえで自分に向いているかどうかなどを考えてほしいという思いからです。
「自分以外の人のことを考えよう」は中学校生活だけでなく、これからの人生の中でたくさんの人とかかわります。人間関係を作るうえで自分勝手な人は受け入れてもらえません。自分以外の人のことを考えて行動できる人になってほしい、相手の立場に立って物事が考えられる人になって、良好な人間関係を作ってほしいという思いからです。
「感謝の気持ちを表現しよう」は、だれもが感謝の気持ちを持っていると思いますが、それを表に出さないと、その感謝の気持ちは相手には伝わりません。「ありがとう」という言葉や態度で表現してこそ相手に伝わります。またその言葉や態度を伝えてもらった人は、自分の言動や行動に相手が感謝していることを知り、喜びを感じて、またやろうと思ったり、あなたのことをそういうことに気づける人なんだという認識を持ったりして、より良い人間関係を作っていけると思います。
私はこの4つのことはとても大切なことだと思っているので、これからも皆さんの記憶に残るように、何回もお話ししていきます。
そして皆さんにお願いしたいことがもう一つ、それは心のコップを上向きにしてほしいということです。
私を含めて、いろんな先生が皆さんにお話ししますが、聞く側の皆さんの心のコップが下向きになっていたら、いくら話をしても心のコップに注ぐことはできずに心に残らず、流れ落ちてしまいます。皆さんには心のコップを上向きにする「素直な心」を持ってほしいと思っています。
4月からはそれぞれ新しい学年になります。今、お話しした4つのことと心のコップを上向きにして、更にはそのコップの大きさをより大きくできるように頑張っていきましょう。